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読書感想文-絵本/おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで  おかだ だいすけ 作 〜とにかく感想文を終わらせる方法〜

記事内のリンクには広告を含みますが、本の感想は全て正直に楽しく書いてます。ぜひ最後までお楽しみください★

本の概要・ポイント!

  • 3種類のお魚が、まな板の上で
    美味しそうなお寿司に変わっていく様を、
    美しい写真と解説付きで、臨場感たっぷりに味わえます。
  • 2022年度 読書感想文 課題図書。
  • ただの「お魚図鑑」ではなく、「解剖学図鑑」として、学べます。

 

寿司職人が贈る魚とお寿司の写真絵本!
キンメダイ、アナゴ、イカなど、釣り上げた魚をさばき、
だんだんと美味しそうな切り身へとかわって行く様子を、
動画のような連続性で見せる写真絵本。 魚のとくちょうや部位の名前も解説。
最後はお寿司になって登場! みんなで美味しくいただきます。
「命をもらって生きている自分を大切に」とメッセージを贈ります。

何歳から楽しめる?

うちの3歳児は図書館で借りておおはまりし、
毎日のように読んで欲しがり、
貸出延長する
までにいたりました。
小学校低学年の読書感想文課題図書ですが、
3歳児でもばっちり楽しめます

 

子供が初めて触れる「解剖学」

一般的な海の生き物図鑑と違って、登場するのは
キンメダイ、アナゴ、イカの3種類のみですが、
その分、それぞれのお魚について詳しく描かれています。

 

いきものの体の仕組みを
自然な流れで見せてくれるので、
はじめての かいぼうがくずかん
といっても
過言ではないレベルです。

 

子供の心をつかむ理由

  • 腸はお尻の穴につながっているんだよ
    実際に腸をおしてみよう!
    おしりのあなからうんちがむにゅ
    →においをかいでみるこどもたちの写真
  • 胃袋だ!
    →中を見てみよう
    食べたものが入ってる!

 

とか。
すごく子供が喜びそうな感じがしますよね。

 

こどもたちが魚に驚く姿や、
ずっしりとしたイカを重そうに持ち上げる姿なども
こどもの共感をひきだしているようです。

実際うちの子は読みながら、
これ食べたい!」と言ってくれて、
魚嫌いな子も、この本を読んだ後なら、
食べてくれるようになる、、、?!

 

とにかく読書感想文を終わらせたい小学生と
その保護者の皆様へ

読書感想文では
その本を読んでどのような学びが得られたか
という文章が求められているようです。
ですが、早く終わらせたい!ということであれば
まず本を楽しんで、好きに書く
これで十分かなと。

 

命の大切さ、、、
とか壮大なテーマも良いと思いますが、
賞を目指す、、、のでなければ、
本を読んで子供の感じたことを素直に生かす作文
で良いと思います。

というわけで、小学校低学年の気持ちになって、
感想の切り口を4つ考えてみました。

 

  1. 美味しそう/食べたい /自分でもやってみたい
    (ポジティブ系)
    →3枚おろしがやってみたい
    →これからはスーパーで、お菓子だけじゃなくて
    食べたい魚を親にリクエストしてみようかな

  2. 腸を押したらうんちがむにゅ、ウケるっっw
    (下ネタ大好きおふざけ系)
    →くちから入ってお尻から出るのは
    魚も人間も同じなんだな(気付き)
    →トイレでうんこする時、お腹を押して、
    たくさんうんちが出るように工夫してみようと思います。

  3. お魚の内臓が気持ち悪い、、、
    (ネガティブ系)
    →どうして内臓が気持ち悪いの?
    →ぬめぬめ、てかてかしてるから。臭そうだから
    (以下ひたすら気持ち悪いところを説明する。)
    ※「なんとなく嫌い」なのを、
    具体的にどこがどうして嫌いなのか、
    言語化するのって
    実はすごく難しいし、
    作文のいいトレーニングになると思います)

  4. どの魚が一番好き? (ランキング系)
    →鯛が好き!鱗がきれいで、立派な骨があって
    (③同様、以下ひたすら、自分の推し魚をプレゼンする)

 

800文字を埋めるのは難しいかもしれませんが、
夏休みも残り2週間を切りましたし(2022/8/17現在)、
終わらせたい!
だけなら、文章が短くたって大丈夫!
文字数がどうしても足りなければ、
上記1〜4から複数組み合わせても良いですね。

登場するお店と作者について

最終的にお寿司になった魚たちは、めちゃくちゃおいしそうです!
食べたいなあ。

 

本に登場する寿司屋「酢飯屋」さんは、
なお、「完全紹介制」「完全予約制」
で営業されています。

www.sumeshiya.com

 

作者のおかだだいすけ氏は
魚の食育活動にすごく力をいれていて、
ブログTwitterでも活動されています。
さかなクンに負けない魚愛!

 

うちの子は、どちらかといえば魚は苦手なほうですが、
この本のおかげで
「お寿司屋さんにいってみたい!」と言ってくれるので
こんど行ってみようかと思います。

 

おしまい。

 

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